電気の基本料金なしプランおすすめ6社を比較【2026年9月】

基本料金なしの電気料金プランを検討しているものの、本当に安くなるのか、今も契約できる会社なのか迷っていませんか。結論から言うと、基本料金なしプランが有利になるかどうかは電力量単価と使用量次第で、必ず安くなるわけではありません。この記事では2026年9月時点で実際に契約できる基本料金なしプラン6社を比較し、向いている人と契約前の注意点を解説します。

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でんき比較ナビ編集部電気料金の解説メディア

各社の公式サイトと資源エネルギー庁の公表情報にあたって記事を書いています。この記事で紹介した6社の基本料金・単価の記述は、Looopでんき公式サイトのお知らせを含む各社公式ページで2026年9月20日に確認したものです。

基本料金なしプランとは何か 仕組みを整理する

基本料金なしプランの仕組みを確認するイラスト

基本料金なしプランとは、電気の使用量にかかわらず毎月固定で発生する基本料金を0円に設定し、使った分(kWh)に応じた電力量料金だけを請求する料金プランのことです。契約アンペアや契約容量の大きさに関係なく基本料金がかからないため、電気をあまり使わない月でも固定費を抑えられます。ただし電力量料金の単価は会社によって差があり、基本料金がない分を単価に上乗せしている会社もあります。

基本料金は会社が自由に決める費目

電気料金の費目のうち、基本料金は各電力会社が独自に決められる自由料金の一部です。資源エネルギー庁の整理では、大手電力会社の従量電灯A・B・Cなどの規制料金メニューは改定に経済産業大臣の認可が必要な一方、自由料金は電力会社の判断で料金体系を設計できます。基本料金を0円にするかどうかも、この自由料金の枠組みの中で各社が決めている選択です。

電気代はどう決まるか

基本料金なしプランの電気代は、電力量料金単価に使用量をかけた金額に、燃料費調整額と再エネ発電促進賦課金を足して決まります。燃料費調整額は会社ごとに上限の有無が異なり、再エネ賦課金は電力会社にかかわらず全国一律の単価です。単価が固定型か、卸電力市場の価格に連動する市場連動型かによっても、月々の変動幅が大きく変わります。電気代の内訳を分解すると、次の3つの費目で構成されています。

  • 電力量料金 使用量と単価で決まる主要部分
  • 燃料費調整額 燃料価格に応じて毎月見直される加算・減算額
  • 再エネ発電促進賦課金 電力会社にかかわらず全国一律の単価
編集部

基本料金が0円でも、電力量単価と燃料費調整額の仕組みまで見ないと総額は判断できません。

基本料金なしプランが向いている人 向いていない人

基本料金なしプランが向いているか判断するイラスト

基本料金なしプランが向いているかどうかは、契約アンペアの大きさと毎月の使用量で決まります。基本料金は契約アンペアが大きいほど高くなる仕組みのため、もともと契約アンペアが大きく、かつ使用量が少ない世帯ほど基本料金なしプランの恩恵を受けやすくなります。逆に使用量が多い世帯では、単価の高さが基本料金の節約分を上回ることがあります。

向いている人の条件

基本料金なしプランが向いているのは、一人暮らしなど毎月の使用量が少ない世帯、契約アンペアを50アンペアや60アンペアなど大きめに設定している世帯、別荘や空き家のように電気を使わない月がある住居です。これらの世帯は基本料金がかかる通常プランでは固定費の負担が大きくなりやすいため、基本料金0円のメリットを実感しやすくなります。

  • 一人暮らしなど使用量が少ない世帯
  • 契約アンペアが50Aや60Aなど大きい世帯
  • 別荘やセカンドハウスなど不使用月がある住居
  • オール電化で基本料金が高めに設定されている世帯

向いていない人と理由

毎月の使用量が多い家族世帯では、基本料金なしプランがかえって割高になることがあります。通常プランの電力量料金は使用量が増えるほど段階的に単価が上がる一方、基本料金なしプランの単価はおおむね一律で、使用量の多い段階の単価より高く設定されている場合があるためです。当サイトで使用量別に試算した記事では、東京電力の従量電灯Bと基本料金0円プランを比較すると、300kWh前後で総額の差が最も縮まる結果になりました。

編集部

使用量が多い月が続く世帯は、基本料金なしという言葉だけで判断せず、実際の使用量でシミュレーションしてから決めてください。

2026年9月時点で契約できる基本料金なしプラン6社

基本料金なしプラン各社の料金を比較するイラスト

基本料金なしをうたう電力会社は複数ありますが、料金体系や割引条件は会社ごとに異なります。ここでは2026年9月時点で公式サイトから基本料金0円のプランへ新規申し込みできることを確認した6社を、料金の仕組みで整理して比較します。会社名だけで選ばず、単価の決まり方と特徴まで見て候補を絞り込んでください。

  • 楽天でんき(プランS・プランM・オール電化プラン)
  • リミックスでんき(Styleプラス)
  • ソフトバンクでんき(自然でんき)
  • オクトパスエナジー(シンプルオクトパス)
  • リボンエナジー
  • 0円でんき

6社の料金体系を比較する

6社はいずれも基本料金0円ですが、単価の決まり方は固定単価型と市場連動型の2つに分かれます。固定単価型はソフトバンクでんき・オクトパスエナジー・0円でんきの3社、市場連動型または市場価格の影響を受ける単価を採用しているのは楽天でんき・リミックスでんき・リボンエナジーの3社です。

会社名基本料金単価タイプ特徴
楽天でんき(プランS等)0円市場連動(市場価格調整あり)楽天ポイント還元、単価は一律
リミックスでんき(Styleプラス)0円市場連動(JEPX反映)固定従量+電源調達料金、解約金なし
ソフトバンクでんき(自然でんき)0円固定単価再エネ由来、単一単価
オクトパスエナジー(シンプルオクトパス)0円(燃料費調整額もなし)固定単価適用1年、以降は自動でグリーンオクトパスへ
リボンエナジー0円(燃料費調整額もなし)市場連動(JEPX反映)7種類の割引を併用可能
0円でんき0円固定単価従量電灯A/B対応、解約手数料0円

料金体系の違いとリスク

固定単価型は毎月の電気代を予測しやすい一方、燃料費調整額の上限がない会社では原材料価格の高騰時に単価そのものが見直される場合があります。市場連動型は卸電力市場(JEPX)の価格が直接反映されるため、需給が逼迫した時期に電気代が跳ね上がるリスクがあります。契約前にどちらの仕組みかを必ず確認してください。

編集部

同じ基本料金0円でも、単価が固定か市場連動かで月々の電気代の振れ幅はまったく違います。

古い比較記事に注意 プラン変更と提供終了の実例

古い電気料金情報のトラブルを確認するイラスト

基本料金なしプランを調べていると、比較記事によっておすすめの会社が食い違うことがあります。理由の1つは、料金プランの内容が変わったり会社が事業から撤退したりしていても、記事が更新されずに古い情報のまま残っているためです。特に基本料金なしプランは新規参入と撤退が多い領域で、数年前の記事をそのまま信じると、実際には契約できない会社をおすすめされることがあります。

Looopでんきは基本料金0円ではなくなった

Looopでんきの主力プラン「スマートタイムONE」は、2025年4月1日のリニューアルにより、それまで0円だった基本料金にあたる部分として「託送基本料金」と「容量拠出金相当額」が新設されました。契約容量に応じて毎月固定額が発生する仕組みに変わっており、2026年2月には容量拠出金相当単価の引き上げも発表されています。今も基本料金0円の代表例として紹介する記事がありますが、契約前に公式サイトの最新の料金ページで確認してください。

あしたでんきは既に供給を終了している

あしたでんきは2022年6月30日をもって全エリア・全プランの電力供給を終了しており、新規の申し込みはできません。基本料金0円プランのおすすめとして名前を挙げている記事が今も見られますが、実際には契約できない会社です。会社名だけでなく記事の更新日や情報の確認日もあわせて見ておくと、こうした古い情報に惑わされにくくなります。

  • Looopでんきを今も基本料金0円と説明している
  • あしたでんきを契約可能な会社として紹介している
  • 料金改定前の単価をそのまま載せている
  • 割引キャンペーンの終了に気づいていない
⚠️ 注意したい点

「基本料金0円のおすすめ」という記事でも、更新日が古いままだと料金改定やサービス終了の情報が反映されていないことがあります。公式サイトで最新の料金ページを必ず確認してください。

基本料金なしプランを選ぶ判断フロー

基本料金なしプランを選ぶ手順を確認するイラスト

基本料金なしプランを選ぶときは、安さのランキングではなく、自分の使用量とリスク許容度に沿って絞り込むと失敗しにくくなります。次の手順で確認すると、向いている会社を選びやすくなります。手順を飛ばして安さだけで契約すると、後から単価の高さや解約条件に気づいて後悔することがあります。確認する順番を決めておくだけで、候補を絞り込む作業がぐっと楽になります。

使用量とアンペア数を確認する

まず直近1年分の検針票かWEB明細で、月ごとの使用量と契約アンペアを確認します。使用量が少なく契約アンペアが大きい月が多いほど、基本料金なしプランのメリットが出やすくなります。逆に夏や冬に使用量が大きく増える世帯は、増える月の使用量を基準にシミュレーションしてください。

固定単価か市場連動かを確認する

次に、契約したいプランの電力量単価が固定単価型か市場連動型かを確認します。電気代の変動を避けたい場合は固定単価型、多少の変動を許容しても総額の安さを優先したい場合は市場連動型が候補になります。市場連動型を選ぶときは、価格が高騰した過去の月にどの程度上振れしたかを比較メディアの実績データで確認しておくと安心です。

ステップ確認すること関連記事
1 使用量とアンペア検針票で月別使用量と契約アンペアを確認契約アンペア変更の記事
2 単価のタイプ固定単価型か市場連動型かを公式サイトで確認料金プランの選び方の記事
3 解約条件契約期間の有無と違約金の金額を確認乗り換えチェックリストの記事
編集部

使用量とリスク許容度の2つを確認するだけで、6社の中から候補を2〜3社に絞り込めます。

契約前に確認したい注意点 解約金と供給停止リスク

電気料金プランの契約条件を確認するイラスト

基本料金なしプランを申し込む前に、解約条件と契約アンペアを下げる場合のリスクも確認しておく必要があります。電気は生活インフラに関わるため、契約前の確認を省略しないことが大切です。特に解約金と供給停止のリスクは、各社の約款と公的情報にもとづいて事前に把握しておきたい点です。契約後に慌てないよう、次の2点を順番に確認していきます。

解約金 違約金の有無

新電力各社の解約金・違約金の有無や金額はプランごとに異なります。契約期間の定めがあるプランでは、期間内に解約すると違約金が発生することがある一方、リミックスでんきのように解約金を設定していない会社もあります。契約前に公式サイトの重要事項説明や約款で、解約条件を必ず確認してください。

契約アンペアを下げすぎたときのリスク

基本料金なしプランと合わせて契約アンペアを下げる方法もありますが、実際に使う電気機器の合計アンペア数より下げすぎると、ブレーカーが作動して電気の供給が一時的に止まることがあります。エアコンや電子レンジなど消費電力の大きい機器を同時に使う家庭は、契約アンペアを下げる前に機器ごとの目安アンペア数を確認してください。

チェック項目確認すること
解約金契約期間の有無と解約時の金額
契約アンペア下げる場合は使用機器の合計アンペアを下回らないか
燃料費調整額上限の有無
市場連動の実績過去の高騰月にどの程度上振れしたか
  • 解約条件を約款で確認してから申し込む
  • 契約アンペアは使用機器の合計を下回らない範囲で下げる
  • 燃料費調整額に上限があるかを確認する
  • 市場連動型は過去の高騰実績も見ておく
💡 ここだけ押さえる

基本料金なしプランは必ず安くなるわけではありません。世帯の使用量とリスク許容度によって、向いている会社は変わります。

よくある質問

基本料金なしプランについて、検索でよく調べられている疑問をまとめます。回答は2026年9月20日時点で各社公式サイトを確認した内容で、料金改定やサービス内容の変更によって今後変わる可能性があります。契約前には必ず最新の公式情報もあわせて確認してください。特に会社の状況や制度は変わることがあるため、記事の内容を鵜呑みにしすぎないことも大切です。

基本料金なしプランは必ず安くなりますか

必ず安くなるとは限りません。基本料金なしプランの電力量単価は、通常プランの多量帯の単価より高く設定されている場合があり、使用量が多い世帯ではかえって割高になることがあります。契約アンペアが大きく使用量が少ない世帯では有利になりやすい一方、家族世帯で使用量が多い場合は、通常プランと使用量別にシミュレーションして比較することが欠かせません。世帯の使用量とプランの単価次第で結果が変わる点を踏まえて判断してください。

基本料金なしプランに解約金はありますか

会社やプランによって異なります。リミックスでんきのように解約金を設定していない会社がある一方、契約期間の定めがあるプランでは期間内の解約で違約金が発生することがあります。基本料金が0円だからといって解約金もないとは限らないため、契約前に各社の重要事項説明や約款で解約条件を確認し、期間の定めの有無と違約金の金額を把握しておくことが大切です。

Looopでんきは今も基本料金0円ですか

2026年9月時点では基本料金0円ではありません。Looopでんきの「スマートタイムONE」は2025年4月1日のリニューアルにより、託送基本料金と容量拠出金相当額からなる固定費が新設され、契約容量に応じて毎月一定額が発生する仕組みに変わっています。2026年2月には容量拠出金相当単価の引き上げも発表されました。基本料金0円の会社として紹介している記事を見かけた場合は、公式サイトの最新の料金ページで内容を確認してください。

基本料金なしプランと契約アンペアを下げるのはどちらがお得ですか

どちらが有利かは契約先や使用状況によって変わるため、一概には言えません。基本料金なしプランは電力会社を切り替える方法、契約アンペアを下げる方法は今の契約を維持したまま基本料金を抑える方法で、性質が異なります。契約アンペアを下げる場合は使用機器の合計アンペアを下回らないよう注意が必要です。当サイトの試算記事では両方の選択肢を使用量別に比較しているので、あわせて確認してください。

まとめ

基本料金なしプランは、契約アンペアが大きく使用量が少ない世帯ほど恩恵を受けやすい料金体系です。2026年9月時点で新規契約できる会社としては、楽天でんき・リミックスでんき・ソフトバンクでんき(自然でんき)・オクトパスエナジー・リボンエナジー・0円でんきの6社があり、固定単価型か市場連動型かで月々の変動幅が変わります。選ぶ際は安さのランキングではなく、自分の使用量とリスク許容度に沿って絞り込んでください。

比較記事の中には、2025年4月のリニューアルで基本料金0円ではなくなったLooopでんきや、2022年6月に供給を終了したあしたでんきを、今も基本料金0円のおすすめとして紹介しているものがあります。契約前には必ず各社の公式サイトで最新の料金ページを確認し、解約条件と契約アンペアを下げすぎた場合の供給停止リスクもあわせてチェックしておきましょう。

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